ひのきのまな板

北海道の森林づくりに必要な、
  木育マイスターの力

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ひのきのまな板

年末にまな板を新しくしました。10年以上使っていたプラスチックまな板の汚れが目立ってきたので、思い切って土佐ひのきの一枚板まな板を買いました。
共同購入のカタログに載っていた木の色がとてもきれいで「いいな」と思ったのです。以前から木育に携わっているのに、木のまな板を使っていないことに気が引けていたこともあり、北海道産の木でないことに少々後ろめたい気持ちがありましたが、「やっぱり欲しい」と注文してしまいました。

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1ヶ月後、待ちに待ったまな板が届きました。水をかけるとすぅーと吸い込み、表面はあっという間に乾いていきます。「木は板になって2度目の命を生きている」と何だか嬉しくなりました。そして、使った感想は「やっぱり木はいい!」です。
それまで使っていたプラスチックやゴムのまな板との違いで一番に感じたのは、使うたびに感じるかすかな香り。でも何よりも素敵なのはさわり心地。使用する前に両面に水を吸わせ雑菌の吸収を防ぐのですが、その時、手に何ともいえない感触があります。「優しい気持ちになって料理をつくり始める」そんな感じです。使い終わった後、水で流し拭く時も同じ感触がして、なんだか豊かな気持ちになります。人工的にはつくり出せない圧倒的な自然の力です。

説明書に、一枚板のまな板は太く育った木の水分が多い細胞と安定した細胞が混在しているので、反りがでないように十分乾燥してから製造しているとあり、木育マイスター研修で訪れた山や木工所の集積場に置いてあった木、働いていた職員の方々等など、たくさんのことを思い出しました。一本の木が育ち、木材になり、まな板になり、我が家に届くまでの長い時間に思いを馳せながら、結婚以来30年以上愛用しているも包丁と共に、このひのきのまな板を大切に使い続けていきたいと改めて思いました。

NPO法人 子育て支援ワーカーズ 長谷川敦子