ラブフルートを吹く
何度でも生まれ変わる木材
「森のたね」 前へ
 

 

 

ラブフルートを吹く

ラブフルートという、ネイティブインディアンの木の縦笛があります。その時の心境が音になって現れるという、そんな話を聞いて吹いてみたくなりました。
恵庭にあるラブフルート工房でレッスンを受けてみると、音楽が苦手な私でも気持ちよく吹くことができました。自由に音を出すことの気持ち良さといったら!この気持ちをいろんな人に体験してもらいたいと思い、「森の教室(加藤京子木育研究室 主催)」でインディアンドラムとラブフルートの体験会を企画しました。


気持ちいい音を探しながらラブフルートを吹いている様子

2007年11月25日、札幌市の旭山記念公園にある「森の家」で、参加者は4人と少人数でしたが、和気あいあいと楽しむことができました。
午前中は、ラブフルートの材料となっている木がどのような木なのか、そんなことを見ながら森を散策しました。午後はお待ちかねのインディアンドラムとラブフルートとのレッスンです。
最初はインディアンドラム。楽譜は無く、自分の気持ち良い音とリズムで叩くだけ。みんな自分勝手に音を出しているようで、いつの間にか合ってしまう不思議さと心地よさ。大きさも、張ってある動物の皮も異なる6つのドラムは、一つの音楽を奏でているようです。人のリズムは自然と合うようになっていると、先生の解説がありました。


その後、ラブフルートのレッスンを始めました。北大のポプラ、シウリザクラ、カラマツ、ローズウッド、カツラの埋もれ木、ミズナラ、シナノキ、レッドシダー、クルミ、イタヤカエデなどなど、いろんな樹種と大きさです。


お気に入りのラブフルートを選んでいる様子

お気に入りの一つを選び、指の置き方、息の吹き方から教えてもらいました。初めての笛で、みなさん苦戦していましたが、だんだん慣れてくると、インディアンドラムと同じように、自分の心地よい音を探しながら吹けるようになります。一つとして同じ音を出さないラブフルートは、響き方や音の高さが異なります。それに加え、吹く人によって、奏でる音やリズムも異なってきます。
選んだ笛の特性を受け入れながら、気持ちいい音を出していると、自然と周囲の音と合ってきます。ちょっと合わない時があっても、気にせず吹いていれば、また合ってきます。
参加者は吹いてみることによってわかるラブフルートの魅力に、取りつかれたようでした。たまにはラブフルートを吹きながら、自分の気持ちと向かい合ってみるのもいいのではないでしょうか。

加藤京子木育研究室  加藤 京子