未来へつなぐ里山づくり

私も「椅子」作ってみました

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私の林業体験記

林業体験してみたい!と知人に相談したら、「富良野山林研究所」という団体を紹介してもらいました。富良野山林研究所は、間伐が遅れている人工林で、間伐・集材の作業をする森林ボランティア団体です。私は、森の中で木を間引くために伐った「木」を、森の中で丸太に伐り、森の中から林道まで丸太を移動させて集める(集材)作業のお手伝いをしました。


重機を使って、森の中から林道まで丸太を運びます


その中で感じたことは、これほど「木」を実感できる作業はないのでは、ということです。例えば、伐った木が積み重なってアスレチックのようになっている場所があります。その木々を、丸太にするというのは技術を要することだと知りました。チェーンソーで、重心がどこにあるかを感じながら、木の重みでチェーンソーが挟まれたり、木がはねたりしないように伐っていきます。常に「木の状態」を見極めます。

また、丸太にするための木の長さを決める時、なるべく一般材として売れるように、まっすぐであるかどうかを非常に厳しく見定めます。根元の方から見たり、先端の方から見たり。そんなことを、初めて行いました。一見まっすぐのように見えても、方向を変えたらとても曲がっていたり。
そして、生木はとても重いということ。それほど大きくない丸太でも、とてもとても重たいのです。こんな当り前のことを、普段は感じることができません。立木では重さを感じることができませんし、柱材は乾燥しているのでそれほど重くありません。
 普段、森の中で生きている樹を見たり触ったりして楽しむことが多い私にとっては、今回の作業は新しい発見がいっぱいでした。
林業の作業は危険が多いので、素人がちょっとだけ体験するということは難しいのかもしれませんが、多くの人が参加して森の手入れもできて、「木」について学ぶこともできる、そんな一石二鳥なプログラムができないものでしょうか。

加藤京子木育研究室  加藤 京子