木育占い誕生秘話
君の椅子
木の砂場  
 

 

 

君の椅子プロジェクト

高知のよさこい祭りを見た大学生の「こんな祭りが札幌にもあったら」という思いがきっかけとなり、YOSAKOIソーラン祭りが誕生したことは、あまりにも有名なエピソードですが、北海道の若者発の新しいプロジェクトが一昨年、スタートしました。 

旭川大学発・『君の椅子(いす)』と名づけられたこのプロジェクトは、大曲の花火大会を見た大学院生の感動と「自分の住む町にも誇りをもてるものが欲しい」という小さな思いからスタートしました。

指導教官である磯田憲一教授の指導のもと話し合いを重ねる中で、地場産業の家具作りとの結びつきが生まれ、「地域の人々から、生まれてくる子どもたちに、道内に集積されてきた技術と道産の木材によって創(つく)られた椅子を贈る」という構想に発展しました。



写真提供 : フォトシーズン 飯塚達央さん

椅子には「ようこそ、君の居場所はここにあるよ」とのメッセージが込められています。 今年度、その趣旨に共鳴した東川町が参加し、一人一人の名前、生年月日、プロジェクトロゴ、一連ナンバーを刻印した椅子を、昨年1月1日以降に生まれた子どもたちに贈ったそうです。



「愛されれば、その子は人を愛する大人になる。社会に愛されれば、その子は社会を支える大事な人になる」という言葉があります。新しい命の誕生を家族だけではなく地域全体で共に喜び合うことは、本当に大切なことです。

「君の居場所はここにある」という言葉と一緒に、この取り組みが多くの地域に広がっていってほしいと思います。

 

北海道子育て支援ワーカーズ代表理事 長谷川敦子
  (07/03/06 読売新聞夕刊「育ものがたり」掲載)