木育占い誕生秘話
君の椅子
木の砂場  
 

 

 

木の砂場

「木の砂場」をご存じですか? 
西興部村にある「木夢」の館長伊藤英二さんが考案され、北見の「北樹」さんが生産している木のボールプールといった様相の大型木製遊具です。 


子どもに語りかける伊藤英二さん(木の砂場考案者)

木の香りに包まれ、ピンポン球大の木球にうずまるようにして遊ぶ心地よさが、子どもたちだけではなく、大人もとりこにしてしまいます。

何の仕掛けもない、素朴なこの遊具の魅力を生み出しているのは、「木っコロ」と名づけられたナラ、カバ、シナ、イタヤ、イチイ、アサダの道産木でつくられた木球です。 

切り抜かれ大量生産されるのではなく、サンドペーパーで5〜6時間かけてゆっくり研磨されてできた球は、よく見ると様々な色や形をしています。河原の石が一つ一つ違うのと同様です。 

また、緑の命を終えた木が、茶色の材になって新たな命を得てよみがえった生命感や、不ぞろいな「木っコロ」たちが、同一な木球では不可能なおもしろさを作っていることに、人間世界との共通性さえ感じることができます。本当に「木の砂場」にはたくさんの魅力が隠れています。 

北海道では、一昨年から子どもを始めとするすべての人々が木とふれあい、木に学び、木と生きる取り組み「木育(もくいく)」を始めています。

「木を子どものころから身近に使っていくことを通じて、人と、木や森とのかかわりを主体的に考えられる豊かな心をはぐくんでいきたい」という願いを込めた言葉です。

皆さんも身近なところから木育を始めてみませんか?

北海道子育て支援ワーカーズ代表理事 長谷川敦子
(06/11/07 読売新聞夕刊「育ものがたり」掲載)