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根井さんの「もくいく育児日記」34
               〜たき火の風景

私の実家は北海道のほぼ真ん中、芦別市というところにある。炭鉱で栄えた町で、閉山以降は寂しくなる一方だが、曾祖父の時代からの家にはちょっとした広さの庭があり、桜や紅葉が季節ごとに目を楽しませてくれる。大きな栗の木もあって、子どもの頃は栗拾いに興じたものだった。
この秋帰省した際、ちょうど栗の実が落ち始めた頃合いだったので、息子とともに久々に栗探しをした。ころころと丸い実を見つけて、喜んで裏返してみるとすでに虫に食われていて悔しがってみたり。それでも息子の両手いっぱいに栗を拾って、私も童心に帰って楽しい気分になった。

 

昔は、落ち葉をはき集めてたき火をして、その中に拾ったばかりの栗を突っ込んではぜるのを面白がっていたものだが、今は容易にたき火もできなくなった。落ち葉もゴミに出すとバカにならない量なのよと母親がこぼしていた。垣根の垣根の曲がり角 たき火だたき火だ落ち葉焚き♪の風景も今は昔。しょうがないが、少し寂しいものである。
今年の栗の実は二週間後に栗ごはんとなって我が家に届けられ、息子のお腹におさまった。食べる木育はやっぱり楽しくおいしい。

釧路総合振興局 根井三貴