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根井さんの「もくいく育児日記」33
帯広の森・はぐくーむ
  「学校の課外授業での森林体験」

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根井さんの「もくいく育児日記」33
               〜クルミが食べたい

社宅の中庭に大きなクルミの木がある。まだ黄緑色をした丸っこい実を、息子が拾ってきたのが7月の初めころ。

「これはクルミで食べられるんだよ」と教えると、「じゃあ食べたい」「今日のおやつに食べたい」おおっと、そう簡単じゃないぞ少年。
「今はまだ緑の部分が秋になったら茶色になって、中から固い種が出てきて、それを割って中身を食べるんだよ」「じゃあ秋になったら食べたい」

 

そこまで言われたら、食べさせてあげないと木育育児じゃないなあ。クルミの食べ方についての知識はなかったので調べてみると、今年のクルミが熟して果実から種が出てくるのはやはり9月以降。ただし、緑のままで拾ってきたものでも、土に埋めて外側を腐らせて種を取り出すことはできるよう。ともかく自然にクルミの木が熟すのを待つことに。息子には「秋まで待て」と繰り返していた。
そんなこんなで8月の最終週。近所の子どもたちと遊ぶ中でクルミ拾いが始まった。息子ら幼稚園児がクルミを拾ってきて、小学生のお兄ちゃんお姉ちゃんが大きな石を振り上げて、ワイルドにクルミを割っていく。大半はこっぱ微塵に砕けてしまうが、中には白く油分を含んだかたまりも見える。
これなら食べられそうかも? わずかながら実を持ち帰り、フライパンで軽く炒めてみた。待ちに待ったはずのクルミを「どうぞ」と出してみたが、想像していた味ではなかったのか一口食べて眉毛を八の字にして「もういい」。
せっかくかき集めたのに残念だなと、かぼちゃサラダを作りクルミを混ぜてサンドイッチにするとぺろりと食べてくれた。クルミを食べるならこれからが旬。今度実を拾ってきたらホットケーキにでも混ぜてあげようと思う。

釧路総合振興局 根井三貴