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根井さんの「もくいく育児日記」15 〜積み木遊び

私が以前所属していた職場では、木の材質試験をするのが仕事だった。
様々な試験を規格に沿って行い、最後には大抵2×2×5センチの木片が残る。廃棄される試験後の木片だが、この定型が大量に出てくるので「何か使えることはないものか」とガラス瓶に一杯分取っておいた。結婚前の話だから、子どもの影も形も無かったわけだが、これが時を経て積み木として日の目を見た。
道産のトドマツで、白くて軽い。何でも口に入れる時期が過ぎたので、いい頃かと思い遊ばせてみた。

 

最初は、私が積み上げていくものを眺めていて、いい高さになると崩して喜ぶだけだった。聞く話によると、子どもはまず壊し屋さん、散らかし屋さんであり、成長するにつれ建設的な遊びに移行していくそう。
最近、親の真似をして一個二個積み木を乗せ、成功しては満足そうな笑みを浮かべている。高価で種類の豊富な積み木ではないけれど、あの時の木片がこんな風に役立ってよかったなあと思わせてくれる笑顔である。

オホーツク総合振興局東部森林室
根井三貴