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根井さんの「もくいく育児日記」11
西川栄明さんの木育活動
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根井さんの「もくいく育児日記」10
            〜反る、ねじれるは当たり前でも

子育て支援センターという施設がある。同じくらいの子どもを持つ母親の交流の場であり、育児相談などもできる。何より冬季なかなか外に出られない子どもを遊ばせる屋内遊技場として重宝する。
私の住んでいる釧路市には、昨年末新たに市内3か所目となる西部子育て支援センターができた。構造部には市内で生産された間伐材が使われていて、内装も木が感じられる造りとなっている。

 

先日利用していた時のこと。フローリング材の一部が反り、わずかに浮き上がってきていた。木に関わってきた立場からすると「子どもが薄着で過ごせるよう暖房もがんがんきいているし、木には過酷な環境だから変形してもしょうがないな」と見ていたのだが、他の保護者にとっては当たり前ではないようで「新しい施設なのに床が浮いてくるなんて欠陥だね」との声も。

新しいがゆえに、木材が急激な環境変化によって変形することはある。時間がたてば変形も落ち着くし、加工時に十分乾燥させ、変形を抑える工夫もされているのだが。 センターの職員の方に聞くと、赤ちゃんがハイハイする場所なのでわずかな変形でも怪我のもとになってはいけないとのこと。後日、施工業者が対応していた。
木は反る、ねじれるのが当たり前。それでも、変形しない製品作りが必要であるし、「どうして木は変形するのか?」をもっと知ってもらうことも必要だなと感じさせられた一件だった。

オホーツク総合振興局東部森林室
根井 三貴