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根井さんの「もくいく育児日記」4〜子どもの遊び場事情

昨今、公園から砂場が消えているという。砂場は不衛生で子どもを遊ばせたくないという親の意見があるようで、抗菌された砂を用いた屋内の砂場も出現しているとか。確かに子どもは汚いものをさわるし、口にだって入れるし、そのせいで体を壊すのは心配だ。ついでに言えば、汚し放題の子どもの後始末や洗濯だって億劫だ。でもこの類の話を聞くと、ずっと抗菌された世界で生きていけるわけではないし、人工的な空間に子どもを閉じ込めてしまうのはもったいないなと思う。

 

木育ファミリーの仲間から「子育てに迷ったら『木育』すればいいんだよ」とアドバイスをされたことがある。レイチェル・カーソンが「センス・オブ・ワンダー」の中で書いているが、自然とのふれあいを通して子どもの五感が育まれていく。木や森と接する中で、子どもが学び取ることは想像以上に大きいはずなのだ。これは木育の理念でもある。

誰だって子どもは健やかに育ってほしい。同時に情緒豊かにも育ってほしい。砂場然り、自然に飛び込もうとする子どもをむやみにとめず、いかに見守ることができるか。親の度量の見せどころなのかなと思う。


オホーツク総合振興局東部森林室
根井三貴