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根井さんの「もくいく育児日記」3
木材塗装勉強会
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木材塗装勉強会

木と塗装は重要な関係にあります。木でできた家具も、木の床も、木の壁も、たいていは塗装されています。利用者からは雨滴が床に落ちてもシミになら無いようにしたいとか、部屋の感じを明るくしたいとか、手垢がつくのは嫌だとか、木目をきれいに見せたいとか、さまざまな要望があり、それに応えるために建築現場や木製品の工場ではさまざまな塗装をします。  

 

しかし、失敗も多いようです。着色したらムラになったとか、木目が浮き出るはずがのっぺりしてしまったとか、塗装したのにシミができたとか、自然塗料を使ったのににおいがきついなど。建築設計士さんや工務店の方でも意外に塗装のことを知らないのが実態です。少しでもお客様に喜ばれる塗装をするための基礎知識の普及のため、弊社では木材塗装勉強会をこれまで2回開催し、好評を得ています。

 

講師は木材塗装研究会の運営委員も務める長澤良一先生です。先生は巨樹・巨木の会の理事も務め、木材屋以上に木に詳しい方で、木育ファミリーの会員でもあります(5月の講習会では他にも煙山代表をはじめ、5人のメンバーの参加をいただきました)。
話し方は軽妙で、2時間の講習後も質問が続き、講習会後も個別の問い合わせがあります。もう全国各地で何回も同じ講習をしているはずなのに、講習会の開催2時間前から携帯電話の電源も切り、イメージトレーニングをするなど、準備も念入りです。

塗装の勉強会なのに、塗料以外の話もたくさんあります。一番力が入るのは「環孔材」と「散孔材」。木材の繊維の話です。私は大学で林学・林産学を専攻していたので環孔材も散孔材も知ってはいたのですが、塗装の研究者から見ると、木材の違った特徴が見えてきます。

 

実物も多く出てきます。塗料の原料になったものだとか、同一の木材にさまざまな塗装を施して比較できるものなど、百聞は一見に如かず、頭では理解の難しいものでも一目瞭然です。
塗装の実技もあります。刷毛塗りですが、刷毛の持ち方から始まり、4種類程度の塗装を実際にしていただきます。塗装したものは、まだ完全には乾いていませんが、講習会終了後に持ち帰っていただきます。
講習会は今後も開催します。これまでははじめて聞く方を対象に、毎回同じ内容で開催しておりましたが、そろそろ第2弾の応用編・発展編も開催したいと思います。開催が決定しましたらキタヂカラ木材店のホームページで告知します。請うご期待。

キタヂカラ木材店 代表  上島 信彦
http://kitadikara.jp