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根井さんの「もくいく育児日記」3
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根井さんの「もくいく育児日記」

木育ファミリー運営委員の根井さんは、オホーツク総合振興局東部森林室在職で、現在は育児休暇中です。
はじめての出産と子育てをとおして感じた人と木のかかわりを、緑豊かな道東から『根井さんのもくいく育児日記』として連載します。

 

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根井さんの「もくいく育児日記」1 〜はじめに

私事ながら、子どもが生まれて半年が経とうとしている。白状すると、「子どもをはじめとするすべての人」を対象とする木育の活動に関わる身でありながら、私自身は子ども好きではなかったし、どちらかといえば何をしでかすかわからない未知の生き物だと敬遠していた方だった。実際に自身で体験してみて思うのは…出産・育児ってこんなに大変なことだったなんて!!出産は痛いし、長いし、疲れるし、無事に生まれてみれば休む間も無いまま数時間ごとに泣きわめく子どもに振り回される生活がスタートする。子どもの体重増加に神経質になったり、産後の体調不良に悩んだり。初産でわからないことだらけだったこともあり、知り合いが夫しかいない町に引っ越しての育児だったこともあって、余裕がないままに日が過ぎてしまった。
ありがたいことに子どもは順調に育ってくれて、私自身もちょっとだけこれまでを振り返り、外に発信するゆとりが出てきた。育児日記と題して、日々思うあれこれを披露させていただければと思う。

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根井さんの「もくいく育児日記」2 〜名前の話

平成22年6月に行われた木育ファミリー総会&ラブフルート演奏会のとき、私は妊娠が分かって間もない時だった。総会が無事に終了し、演奏会でのこと。演奏者の小野さんがこんな趣旨のことをお話しされていた。 「私は息をしている、吹いているだけですが、この楽器を通すことで音色となって皆様に届く。考えてみると、息をしている=生きているということ、これ以上に大事で貴いことは無いのではないでしょうか。」 私は「あぁそうだなあ。生まれたら生まれたで『こうなってほしいああなってほしい』って欲が出てくるのだろうけど、究極は『この子が無事に生まれ、生きてほしい』という以外にないなあ。」と、小野さんの言葉をおなかの子どもに置き換えて考えていた。
この日は暖かく、会場となった体育館には柔らかい日差しが入ってきて、ラブフルートの音色に小鳥のさえずりが重なって、何とも気持ちの良い空気だった。そんな中、すーっと一つの言葉が降りてきた。「降りてきた」なんて何とも胡散臭いし、今まで信じていなかったけど、本当にそんな感じで頭に一つの言葉が浮かんだ。こんなこともあるんだなと、まだ男女の区別もつかないおなかをなででいた。 約半年後に、その言葉はそのまま子どもの名前になった。だから、名前に込めた意味は「あなたがここで生きていることが何より素晴らしい」である。