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木育フォーラムin岐阜 前へ
 

 


 

 

「木育フォーラムin岐阜」大成功でした!

「木育のがっこう」岐阜県立森林文化アカデミー講師のナバより、去る1月16日〜18日に当アカデミーで開催された岐阜県初の木育イベント「木育フォーラムin岐阜」の報告をさせていただきます。

 

記念すべきフォーラム初日は、環境問題・世界と日本・木育・木のチカラ等をキーワードに、木育ファミリーの"パパ”宮本英樹さんをはじめ、スウェーデン在住の高見幸子さん(ナチュラルステップジャパン代表)、山口昌伴さん(日本道具学会会長)の豪華ゲスト3名による講演会とディスカッションを実施。「岐阜がこれから目指していく木育」のヒントとなるようなメッセージ&刺激を、沢山いただくことができました。
会場内には、岐阜県内の木育活動、NPO団体の活動紹介パネルや、木育関連グッズ、関連図書の紹介コーナーなどを集めた「交流コーナー」を設置。休憩時間に参加者と担当者が自由に交流できる空間となりました。また、お茶コーナーには、コップの代わりに岐阜県が国内生産8割以上のシェアを占める「枡(マス)」が登場。枡でお茶を飲むという不思議な体験に、皆さん????な様子。やっぱり枡は酒を飲むためのものであることを再認識する良い機会となりました。これも木育ですね。(笑)

2日目は、「木」と「樹」、それぞれのテーマの分科会を開催。
「木」のテーマでは、来年度から県内の幼・小それぞれの教育現場での出前授業が予定されている「木育推進員」のための「木育教材開発ワークショップ」を実施。木育推進員と、受け入れ側となる幼・保・小それぞれの教育現場の方々が一丸となって、一体どんな「木育教材キット」にしたらよいのか、熱い論議が交わされました。

 

一方、「樹」のテーマの分科会では、森の空間を利用したスウェーデン発の幼児教育「ムッレ自然教室」の一日体験を実施。ムッレ自然教室を初めて日本に紹介した高見幸子さんご本人による指導を体験できるとあってか、県内はもちろん、他県から大勢の参加者が駆けつけてくださいました。午前中は雪の残る演習林内を舞台に親子で体験。プログラム体験中であることをつい忘れてしまう程、ごく自然に指導される高見さんの姿がとても印象的でした。午後は、ムッレ自然教室についての説明とミニワークショップを実施。しっかりと段階付けをされたプログラムの巧みさと、プログラムの効果を科学的に調査している徹底ぶり、そしてスウェーデンのこうした教育活動の普及率の多さに圧倒されました。

 

3日目は、生の「樹」が「木」となりそしてスプーンになるまでを、電動工具を一切使わずに体験できる「グリーンウッドワーク」を実施。足踏みろくろというヨーロッパで古くから伝わる道具を使って、生木が見る見るうちに手元で木となり、そしてスプーンとなっていく過程を体験してもらいました。参加者は皆、理屈よりも身体全体を通して、樹と木のつながりを感じとっていたようです。

あっという間の3日間でしたが、おかげさまで初日の講演会を皮切りに、3日間で合計200名以上もの方々に参加していただくことができ、岐阜県初の木育イベントとして、大変よいスタートを切ることができました。少なくともこの200名には、「木育」っていうコトバと、「つながり」という感覚を身体で感じとっていただけたのでは?と思っています。

北海道で生まれた「木育」のタネが今、岐阜県で芽を出し、そしてグングン育っていこうとしています。そしてそれがいつか花開きまた沢山のタネをまき続けるようになるようがんばりますので、北海道からも応援していてください。

今回は、木育ファミリーの皆さんへのお知らせが開催ギリギリとなってしまったにもかかわらず、沢山の方々から温かい応援のお言葉をいただきました。この場を借りてお礼をさせていただきたいと思います。本当にありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いいたします。

岐阜県立森林文化アカデミー
環境教育・インタープリテーション研究室
講師 萩原ナバ裕作