平成18年 3月にはシリーズ第2弾として、小学校のための森林環境教育ガイドブック(体験編)「子どもをつれて森に行きたくなる本」も発行されました。こちらは教師向けの冊子として、小学校の授業の中で子どもと森が素敵に出会うためのノウハウが解りやすく書かれています。表紙の裏に「森林へ行こう。授業しに、行こう。ちょっと見方を変えると森林の中は教材の宝庫。この本を道しるべに、森林での授業を試してみてはいかがでしょう?」と、若い都会っ子の先生たちが勇気を持てるようなメッセージがあります。
「森林の七つの効用」として、豊かな表情、持続する集中力、自然な協調性、新しい自分、想像力の広がり、ナチュラルな身体能力、大人への癒し、と具体的な12例のプログラムも紹介していて実践的です。編集にあたっては冊子ごとに検討委員会が設けられ、宮本
英樹さん(NPO法人ねおす)が委員長としてまとめました。
2冊ともA4サイズ、60ページの充実した内容です。残念ながら、書店で販売された本ではないので、実物を手にした人は少ないでしょう。このほど「もりのなかで
こどもは かがやく」が増刷されました!今なら、在庫がある限り配布していただけるようです。森林環境教育や木育に関心があるかたなら、きっと何かのヒントになると思います。
第3弾として、知識編の計画もあるようです。皆さんからの要望が多ければ実現するかもしれません。
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