全国植樹祭で“木育営業”
6人の方が新会員に。
さる6月24日(日)、天皇・皇后両陛下をお招きして行われる全国植樹祭が、苫東工業基地内の「つた森山林」隣接地(苫小牧市)で開催されました。全国植樹祭は都道府県持ち回りで年に一度開かれる国内最大の植樹イベント。第58回を迎えた今年は46年ぶりに北海道での開催となり、道内外から約1万人が参加しました。われら木育ファミリーもこの機会を活用して参加者に木育に関心を持ってもらおうと、ファミリー事務局の加藤さんと箱崎さんの二人で、道の林業木材課テント内に設けられた木育紹介コーナーに立ちました。

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選んでもらった木のたまごの種類から、あなたの性格がわかります!?(木育占いを披露中) |
加藤さんはファミリー代表の煙山さんがデザインした木のおもちゃを触ってもらい、「木」を体感してもらう役を、箱崎さんは木育ファミリーの会員証である「木のたまご」10種50個を盛ったバスケットの前に陣取り木育ファミリーについて説明する役を担当しました。はたして植樹祭参加者は「木育」にどう反応するのか、木育ファミリーに関心をもってもらえるのか。午前8時、不安と期待が半ばするなか“木育営業”は始まりました。
しかし、案ずるより産むが易し。我々が呼び込みをするまでもなく、植樹を終えた参加者が続々とテントに入って来てくれるじゃありませんか。
「木のたまご、すべすべしていて可愛いっ!」「エゾマツの木目ってこんなに綺麗な色なんですね」「これでどうやって遊ぶんですか?」「この木のおもちゃ買いたいんですが・・・」等など矢継ぎ早に投げかけられる質問や感想に、最初はこたえるだけで精一杯でした。

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多くの方が、木育ファミリーのブースに来てくれました
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気持ちに余裕が出てきてからは、こちらから声をかけるようにしていきました。箱崎さんは「気に入った木はありますか」と木のたまごを触ってもらい、木育ファミリーの秘密アイテム・根井さんの力作「木育占い」をさりげなく(?)披露しました。木育占いについては、年齢に関わらずというよりご高齢の方ほど、選んだ木から人間の性格を占うこの木育占いを面白がってくれました。「自分の性格、その通りかも」とおっしゃる方が多かったのです。
「このたまごを持って帰りたい。おいくらですか?」と聞いてくる方もいました。それに対して箱崎さんは「申し訳ありません。占いには使ってみたものの、これは“売らない”たまごなんです。木育ファミリーに入会していただいた方に会員証として差し上げるものなので」とお答えしました。植樹祭大会会長である北海道の高橋はるみ知事が、道として進めていくと宣言してくれた木育を、市民レベルで支え進めていく会である木育ファミリー。木のたまごはその証。商品とは違う次元のものであることを理解していただきたかったからです。
結果的にこんな「営業トーク」が功を奏したのでしょうか、自分が選んだ木のたまごを手に握りながらやや考えて「分かりました。木育ファミリーに入会します」とおっしゃりその場で入会手続きをしてくれた方が、この日6名いらっしゃいました。なんだか木のたまごと木育占いに感動したから入会してくれたというような気がしないでもないのですが、これこそ木の力、木育の力だといえるのではないでしょうか。
道外1名(岩手県から来られた方)および道内5名(道央圏にお住まいの方がた)の皆さんとの木のたまごを介した出会い。この貴重なご縁を大切にするとともに、ご期待にこたえていかなければと思いを新たにした全国植樹祭でした。
◆植樹と式典の様子(KEM工房ホームページ)
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